なんとか頑張って大学に行くも、
ディスカッションのクラスでグループワークに加われなかったこと。
一言いうとグループの子が吹き出し、(どういった文脈で笑ったのかは未だにわかっていない)、
知り合いも笑った後は私から目をそらして話していたこと。
まああそこでうまい返しができなかったのがよくなかったんだとは思う。
「移民はみんな無人島に閉じ込めてしまえばいいのよ」と言う彼女がカンボジアの孤児院の援助をしている写真をフェイスブックにあげることにちょっとびっくりして、
ああそういうものかと思い直す。
帰りにジュンク堂に行ってオルハン・パムクの新刊を買った。手にとって開いたそのページにまさに私が感じていたワーズワースの一文が目に留まったからである。
タイトルはその一節からとられたものらしい。
スティーブ・ジョブズよりワーズワースの方が偉大だと私が思う瞬間である。
他にアメリカ口語教本という英会話の本を買う。
もし私が英語もフランス語もトルコ語もできたら、世界はもっと楽しくなるのではないかしら。
電車の中で買ったばかりの本を読む。
久しぶりに、見たことのない景色がありありと想像できて、映画みたいに鮮明なトルコ人の男性の像が浮かびあがってくる。
クリニックによって薬をもらった。
半永久的に薬を飲まなければいけないこの身体と精神は時代の実験台のような気がした。
帰ってきて課題をやる。
いくつかの英単語を調べて書き写す。