前にTwitterで「疲れたら生産性のあることをすると元気がでる」というツイートを見かけたので、今日読んだ本の感想でもアップしようかと思います。
高良健吾くんと吉高由里子さん主演、沖田修一監督で製作された映画「横道世之介」の原作はパーク・ライフ、怒り、路などの作品を世にだし、最近上場の吉田修一さんの小説です。
こちらの小説もタイトルは主人公の名前で「横道世之介」。
九州の田舎から上京し、(おそらく)法政大学に通う18歳の1年と、その後の世界を交えて描きます。
会話のリズムがよく、場面切り替えもなじみやすいのでとても読みやすい小説でした。
個人的には、世之介のいとこの、「踊るんだよ」にとても笑ってしまいました。
あんた村上春樹の影響を受けすぎですやん、みたいな。
引越しで花小金井のあたりを車で通ったり、なぜか赤坂のホテルに泊まったことのあったり、お堀沿いに飯田橋駅に向かって桜の咲く頃に歩いたことのある私は、「この描写すごくわかる〜!」と変な共感をしながら読み終えました。
三四郎も上京したての男の子の話ですが、合わせて読むとやっぱり時代に関わらず感じることは似ていたりするので、ほっとしました。そうだよねぇ、若者ってこーんなことで頭をいっぱいにしているもんねぇ、というような。
時は夏。
私は蝉の声を聞きながら、好きな時に寝て好きな時に起きて、たまに用事があればダッシュして、ということをしています。
そうそう、何気に引っ越ししてから半年がたとうとしています。
でも半年が重いのか軽いのか、そんなことさえよくわかりません。
大学の出る時間は自分で管理しなくちゃいけなくなったし、1ヶ月のレシートもノートに貼ったりし、アプリで円グラフをつくって確かめてみたりもします。食器は洗わなくちゃいけないし、洗濯物は干さなきゃいけないし、買い物に出かけて肉や魚の値段を見比べます。
もちろんそんなことをしない日もあるからなんとも言えないのですが、私はすごく自分にぴったりした生活をしているなぁと思います。
人間、それだけでこころ穏やかなこころ持ちになれますね。
今日はキッチン掃除と読書とブログをかきました。生産性ワンナップきのこ。