書きためていたことの消化のために、更新が多くなっています。
ついに、DVD鑑賞しました〜!
この話はアイデンティティの話なのかなー? と思いながら観ました。
TwitterやLINE、Facebook といったSNSツールを小説や映画に登場させたことが、2010年代を象徴しています。
主人公は「分析がすごいね!」と讃えられつつ、Twitterで周りの人たちを「辟易した」とか「バカじゃないかと思った」と言ったりする就浪生です。(言葉は正確ではありません)。
SNSってものすごく人をカテゴライズするなー とは思っていて、
たとえばどんな人がどんなことを呟いていた、どんな写真をアップロードしていた、どんなことにいいねをしていた、
とかで分類されがちですよね。
「サブカル女子」「メンヘラ」「イキリオタク」「こじらせ」などなど。
他者を見ることは自分を見ることにもなるけれど、どこかで自分の弱さをきちんと受け容れられたりしないと、ある種の臆病さやある種の勇気がなければ、何者にもなれないのかなーと思いました。
私は誰か? という問いには他人との交流が欠かせず、なおかつ自分とのバランスをとらなければいけないので、答えるのはとても大変です。
結局、今目の前にあることを一生懸命やるしかない、という結論に落ち着くのですが。
カフカの言葉から、この映画に適するものを自分への戒めとして添えておきます。
「幸福になるための完璧な方法がひとつだけある。
それは、
自己のなかにある確固たるものを信じ、
しかもそれを磨くための努力をしないことである。」