ふらっと何も考えずに映画館に寄るのは久しぶりでした。
「情熱のピアニズム」はペトルチアーニというジャズピアニストのドキュメンタリーです。
ピアニスト自身が健常者、ふつう
という言葉をよく使っていて
嫌でも「自分」とか「個性」に向き合わなければいけないところが興味深かったし、一人に迫るドキュメンタリーならではなのかなと思いました。 もっと広まってもいい映画だと思うし、この映画を映画館で見れてとても幸せでした。
あとはやはり、ふつうより下にいるのが障害者、それとは違う特別な人になることも目指せるのだと。そんな風に追い込まれるのは、やはり「ふつう」じゃない人なんだろうな..という気がします。
ジャズの軽やかな音楽に載せられて、シリアスでも全然シリアスじゃないようにみえる。
難しいこと、困ったこと、そんなことを飄々と流すことのできる人・ものに憧れます。
第七帝国
はピアノ伴奏つきのサイレント映画です。
サイレント映画をみたのははじめてでした。セリフが音として聞こえないって面白いのかなあ 思っていたけれど、
なんだかみていて幸せになりました。
個人的に、この「第七帝国」は「だらだら観れる」映画だと思いました。映画をわざわざ「鑑賞」しなくても、なんとなく大事なこととかがあって、おきまりだけどハッピーエンドという、安心して観れる映画です。
「戦争前なのにそんな感じでいいのだろーか」とかも思うのですが、
気合いを入れずに観れるって案外大事なことなのかもしれない。
何も考えなくてもそこにいられる、
受け入れられるってとても大事なことなんだなと思いました。
果たして就活でそういうことがどの程度許容されるのかは謎ですが。
アップリンクで「エンドレス・ポエトリー」を観られればと思います。
映画も暇なうちにいっぱいみておこー!