ちくま新書「『考える』ための小論文」を読みました。
(以下、レビューです)
論理的に書く、ということに興味があり、卒業論文も意識しなくてはいけないので読みました。
実践編では「文化相対主義」についてのレヴィ=ストロースの講演を書き起こしたものが載っていたりするので、結構楽しめると思います。
(法学的な要素がある「自由と制約」は難しかった)。
大学に行くことのメリットとして、「書いたものを人に読んでもらえること」があると思います。レポートとか、コメントシートとか、その時その時は面倒だけど考えを整理することは結構大切です。(でもレポートはおざなりにしがち)。
実際に私も新書の課題に沿って書くにあたって、「自分の書いたものには主張がないなあ」とか、「あまり論文の矛盾を気にしていないなあ」という発見がありました。
書くだけでなく、クリティカル・リーディングも必要そうです。
人の話について、「構成」を意識していないから、自分でも何かを話すときに構成が意識されていないなあ~とか。。
この本を読んで感じる自分の弱点は人によって様ざまだと思いますが、
「論理だてて主張する」ことや、いろんなこと(自然、社会、自分など…)について考えたい人にはぴったりの本だと思いました。
とはいえ、書いたものを読んでくれる人がいないと、どういうところが良いのか、ダメなところは何かがわからないので、小論文を書くときはプロに見てもらったほうがいいと思います。