赤坂の夜は眠らない。
それを知ったのは19歳のクリスマスのことで、遠くに人が眺められるその景色にやはり私は少し感動してしまうのだ。
ガラスの大きな窓、大きなベッド。
夜の差し出されるのはチーズと干しぶどう、ワイン。
そんな景色を飽きもせず眺められることに喜びを感じた。
ミッドナイト。
私はできるだけ高いビルで過ごしていたい。
不満をもつ社会人にはなりたくない。
私がしなければいけないことは⑴就職して大学の奨学金を返す (2)結婚をする
(3)仕事で海外に行く
SNSで不満をいう大人にだけはあまりなりたくない。