待ち合わせの前に映画に行く、という習慣は便利です。世の人に広く普及してほしいです。
「あさがくる」は脳死を扱った作品で、その作品自体が動きのあるもの、というよりは
「脳死」という現象をそれに関わるいろんな人から捉えた映画でした。
脳死になる当事者の少年、恋人、家族と受け手側になる家族、友人、医者たち…。
日本の脳死に関することはどうなっているんだっけ、と頭の後ろのほうで考えながら見ていました。
心理的描写よりも一瞬一瞬の画を積み重ねてできたような映画です。
海の描写、人が車を運転している時、心臓を取り出す瞬間、街の景色…など。
「映像作品」という意味合いが強かった気がします。どちらかというとドキュメンタリーのような。心理描写のないモーパッサンという感じです。人の心の動きを映画であら合わすって結構難しいのでしょうか・・・。
そういう意味では前回みた「ELLE」のほうが私は好みです。
3月にユジク阿佐ヶ谷で「アキ・カウリスマキ」を上映するそうです。
楽しみ♪