朝食に鴨南蛮を食べる。

鴨肉(合鴨)...315円

葱...178円

深大寺蕎麦...400円

鴨だしつゆ...210円

 

鴨南蛮を食べて、残っていた日本酒「夜明け前」を飲んでまた眠った。

起きると午前11時半だった。

そのままだらだらと求人票を眺めたり、メールのチェックをした。

冷蔵庫にあった、友人からもらった紅玉(林檎)をしゃくしゃく音を立てて食べた。

 

引っ越しの準備と転職活動をしなければならず、合間を見て友人に挨拶に行っていたから、ここのところ忙しかった。

 

こういう時はあえて暇をつくらねばしんどくなってしまうものだ、などと思って休む時間をつくろうと考えた。

 

近所のインド料理屋でマンゴーラッシーを飲み、簡単な食事をとった。

役所に向かうまでに小学生の運動会の練習などを外から眺めた。

先生のアナウンスがいかにもやる気がなさそうで面白かったが、その人もまた運動会の練習をやりたくてやってるわけでもないだろうと思った。

 

昨日行った友人宅で好きなことを話してご飯を食べ、ワインを飲んで楽しかったことなどを思い出した。

みんなに見守られているという気がした。

 

役所に来ると、住民票を移すのに10人も待っていることがわかった。

 

帰ったら飛行機のチケットの振り込みをしようと思った。

 

それにしても眠いと思った。

秋だからか、引っ越し及び退職に伴う身体の変化なのかわからなかった。

 

仕事をしている時は一日が長く感じられたけど、辞めてからは短く感じられた。

 

役所からの帰り道、私はなぜ北海道になぞ行こうとしているんだろうと思った。

9月に旅行に行った旭川の、あの暗い夜に浮かんだ三日月のことを思い出した。

また泊まったホテルのことを思い出した。

 

帰宅して、棚の書類を引っ張り出したりした。

段ボールを組み立て、封をし、荷造りをする。

 

いらない書類と使えそうな書類に分けた。

 

小一時間くらい経った後、洗顔をして化粧をした。

 

洗面台をふと見やると、男性用のカミソリが置いてあって恋人を少し恨んだ。

別にカミソリなぞ置かなくていい気がしたのである。

こういうところがよくわからない、と思った。

(マーキング行動なのか?)

 

コンビニに行って飛行機のチケット代を払った。

 

ホテルの予約も航空チケットの支払いも済ませた。あとは郵便物の転居届を出すのみである。

 

先輩と同期と同期の同僚が来てくれる飲み会に向かった。

日本酒をいっぱい飲んで楽しかった。

同期の同僚という人がいっぱい話をさせてくれてめちゃくちゃ気持ちよく酔えた。

勝利の美酒とはこのことか...?

 

「朝に実は飲んでた」

と言ったら全員から

「朝!?」

という反応が返ってきた。

 

同期と先輩が良い雰囲気なのでいいなと思った。

 

人を好きになるのは、と思った。

人を好きになるのはやはり運命づけられているのではないか。

信頼関係が、とかそんなことよりも、その人との関係が先にあって、それはどう変えられないようもないのではないか。