オペラ座の怪人

小学3年生の時、母に連れられて劇団四季の「オペラ座の怪人」を観に行った。

小学生に見せるなら「キャッツ」とか「ライオンキング」とかはたまた「美女と野獣」のアイスショーでもよいのに、私は見に行った。

 

実を言うと、どんな物を見たかはほとんど覚えていない。猿がシンバルを叩いていたのだけは覚えている。

 

挿絵のある「少年少女文学シリーズ」で何度もオペラ座の怪人 を読んだけれど、なぜクリスティーヌをエリックが気に入ったのかもわからなかったし、なぜクリスティーヌがエリックにキスをしたのかもわからなかった。クリスティーヌとラウルが好きあったのは、見た目の良いラウルがよかったからではないかとさえ思っていた。

 

わたしには天使の声は出せないけれど、クリスティーヌはエリックのことも確かに愛していたと思う。それはエリックの望む愛では、必ずしもなかったかもしれない。

 

2020年に劇団四季でまた上縁するらしいので、見に行こうと思う。