おとなの進路教室。

ラジオを聞きつつ、眠り始めて、「就活」なるものに対して身構える。

前に数々のレポートを書き、英文のエッセイとリーディングを終えなければならないのだけど。

 

どんな仕事がしたいかな?

と思った時に大企業ばかり考えてしまう(世に言う大企業病)で揺れていた。

地に足つかず、ふわふわと、給料の低いブラック会社では働きたくない! という想いのみが先行。

 

まあ確かにブラック企業とかに行ったら即病んでしまうだろうし、企業のこと、働いている人のことを何もしらないのだろうから怯えちゃうんだろうな、と反省した。

 

1月末のテスト(フランス語、英語、そのほかとレポート)を終えたら、OG訪問に行こうと思う。

 

働きたい 意欲が前にも増して強くなった気がする。

 

となると卒業するということがとても明確な目標になってきた。

 

この胸の痛みは

今日は無事、2限〜5限まで授業に出ることができました。えらいね!

明日は1限から出られるといいなと思いつつ...

 

久しぶりに寮に戻りました。

その時の胸の痛みをどのように表現したらいいかわからない。

苦しい気がする、恥ずかしい気がする、近すぎる、眩しすぎる。。。

 

もし青春という言葉があるならそれは

まさに大学生で起きているんじゃないか

という気がしました。

 

ハチミツとクローバーで、主人公の男の子が「意味はあったんだよ、ここに」といいます。

 

私や寮生とそれを言い合えるのはたぶん2年後。

 

大学一年生の冬から大学三年生の冬まで、あっという間といえばあっという間だった。苦しかったといえば苦しかった。時に楽しいこともあった。

 

だから、よかったなあって思いながら前に進めるといいな。

Never Let Me Go

  • ジュディ・ブリッジウォーターを聴きながらブログを書いています。

カズオ・イシグロは読んでおかないとな~と思いながら読むのが遅くなりました。「約束のネバーランド」という漫画を紹介すると「私を離さないで みたいな話でしょ?」と言われて反応ができず、意固地になっていたからだと思います。

 

クローン人間で臓器提供のために育てられた人の話、くらいのあらすじしか頭にいれておかなかったのですが、微妙な人間関係についてこれほど丁寧に書かれた小説はほかに読んだことがありません。普段の人間関係に疎い私は「みんなよう考えながら人に接しているんだなあ」と思って読んでいました。キャシーとルースのお互いの友情はちょっとわかりにくい。

 

そして読者に情報を明かすようで全然感情的なことを話してくれないキャシー。

ルースにもトミーにも特別な感情があるのは違いないけれど、あまりにも人に自分を見せなさすぎるキャシー。秘密主義でかわいげのない灰原哀ちゃんって感じです。哀ちゃんのほうがまだかわいげがあります。

 

全体として「クローン人間として、臓器提供として育てられた私たちはどうしろっていうの!!」という激を全くというほど飛ばさず、だからこそ淡々と描かれる様子がノースフォークの海岸と重なります。

 

音楽が切り替わってチェット・ベイカーのAlmost blue を聴いているのですが読後の感じとしては(っていうか本の内容としても)こっちのほうが似合っている気がします。

 

読みながら私は一人の友達を思い浮かべていました。

何を考えているのかよくわからない、いつも風になびく旗のように飄々としていてうまく物事を進めてしまう。(ように周りには見える)。

 

過去も現在ももっと色彩のある日々であってほしいなあ、と思います。

 

とはいえ、たまにこんなノスタルジックな気分に浸らせる小説に出会うことも悪くはないんですけどね。(That sea, the gamblerを聴きながら)

 

「約束された場所で」メモ

「人生を狂わす名著」にあった村上春樹の「約束された場所で」を読みながら、思ったこととかをメモ書きしていこうかと思います。

 

「オウムに入った人は自分を麻原にゆだねてしまいがち」と村上春樹がいくつかの本で話していましたが、「約束された場所で」を読むと、あながちオウムに入信した人を自分とは違うなんて言えないなあと思いました。

 

つらいこととか、感じやすいこと、いやなこと、正しくあってほしい、幸福であってほしい、純粋でありたい・・・

って誰でも願うことだと思うし、一度何かいやなことに敏感になると、この世にはものすごい力があって、それは自分ではつかみどころのないものなのである、という風に納得させようとしがちではないでしょうか。

 

要するに「私は悪くない」って言いたくなる時ってありますよね。

 

「悪くないけど悪い気がするけどでも現世には苦しみが多い」と信者の人は言うのかなあ、と思いました。

 

就職活動とか、何気なく人と話したりとか、学校にいるときとかに

理不尽な思いをしたり、なぜか調子が悪くなったり、煩わらされることがあるけれど、それを得体のしれない何かが助けてくれるわけじゃなく、なんとか不安とか責任とかと付き合いながら生きていくしかないんです、たぶん。

ELLE

イザベル・ユペールが出演するサスペンスということで観ました。

 

映画は彼女がレイプされるところからはじまります。ゲーム会社の社長で、父親は神父でありながら三十人ほどの人を殺した殺人鬼。少女時代に犠牲者の服を燃やしていたことから彼女は殺人鬼の娘としてメディアや警察に追いかけられた過去を持っていました。

ニコリともせず、不倫や誘惑を面倒くさそうにこなせちゃう彼女は、覆面のレイプ犯が判明した後も、レイプが起きても、交通事故を起こしても、社内で加工された動画が送信されても、

平然と毎日をこなしています。

 

私には彼女がすごく強い人間に見えましたが、それは自分を絶対に憐れまないこと、前進をすること、毎日きちんと生きていくことをこなすように努力しているからに見えました。

 

私だったら引きこもって嘆きそうなのに...。

 

この映画を観た後に、なぜか「約束された場所で-underground2-」を読みましたが、ミッシェルがいかに逞しい人なのかがよくわかり、そういう意味では希望をもらえた映画だったなあと思います。

 

 

2017年映画

女の一生

「雨の日は君に会えない、晴れた日は君を想う」

「ムーンライズキングダム」

アスファルト

沈黙 -サイレンス-

「サーミの血」

エンドレス・ポエトリー

美女と野獣

「クーリンチェ殺人事件」

「何者」

「IT」90年バージョン

「ブラインド・マッサージ」

「タレンタイム」

「淵に立つ」

「ムーンライト」

「わたしは、ダニエル・ブレイク」

「湯を沸かすほどの熱い愛」

「はじまりへの旅」

バーレスク

プリシラ

第七天国

「情熱のピアニズム」

「rent」

「幸せなひとりぼっち」

 

の24作でした!

 

もっといっぱいみたいなあ。

現在「あさがくるまえに

「夜明けの祈り」

はチェックしたいです。

早稲田松竹で観ようかと思います。

 

1月6日

ゴルフの打ちっぱなしに行って無駄に80球も打っていたせいか、腕が痛んで起きだしたはちみつです。妹の帰宅もあって目が覚めたのもあります。

 

今日は書類を郵送しました。正直いつも、「お願いしまああす」という思いで郵便局に向かい、その効力は半分半分なので、諦めて明日(今日?)からレポートにとりかかりたいと思います。とりあえずサイードオリエンタリズムを頑張って読みたいです。

 

目が覚めた後、Twitterを巡回して、「持てる者はいつもすべて持っているんだよなあ」とため息をつきました。そして「東京は欲望召喚の街」とあるのをみて、その通りだと再びため息をつきました。あれもいいよ、これもいいよ、 とあるから何を選んだらいいのかわからなくなり、身の丈サイズはなんだったっけ? となってしまう。

実家に帰って広く突き抜けたような空の下で、そんな周りのあれこれに流されない人がとてもうらやましくなりました。いや、人は私を「周囲に振り回されない」と思っているらしいのだけど。

 

映画がなんで好きなのかを思い出しました。

言葉にならない共感ができるからだったなあ、と今更。

他の人が観たら全く違う感想を持つかもしれないけれど、とりあえず映像と私の間で何かが共有されるから好きなのでした。

 

一番好きな映画は何か? と言われても今まで全然答えられなかったけれど、

たぶん「グランド・ブダペスト・ホテル」って言うと思います。

逃亡自体がおかしみを持っていて、欲望と野心が強くてかなしみが漂う。

でも全体としてコメディタッチ。

 

どんなにかなしくても、いつか笑うことができたら、それは素敵なことだと思いませんか?