函館行きの車窓から

ゴールデンウィーク後半は一緒に過ごそうね、ということでパートナーと函館で待ち合わせをする。

 

今日持ってきた本は、ティム・インゴルドのエッセイ集『応答、しつづけよ。』

 

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車窓から内浦湾を見ることができる。

 

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こんなに海の近くを電車が走っているんですよ!

 

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停車した。

 

パートナーが「美学を学びたい」と言い始めたので、「アートとは...」って考えたり、インゴルドのエッセイを読んで「自然とアートの共生とは...」みたいなことを考えたりしている。

 

アートとはつまり、日々の積み重ねだとは思うのだけれど、自然から生まれる美と、何かしらの技巧によって生み出される美とは何が違うんだろう? と思った。

 

美といえば、オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』なども読んだことを思い出した。二重身や同性愛のテクストとしても読まれるけど、あれは美と魂について書いた作品でもある。

 

ワイルドの一節をパートナーに紹介したら、「こういうことに興味がある」と言っていた。

 

インゴルドの文章を読んでいると、大好きなオラファー・エリアソンのことも思い出した。

 

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世界的にこういう動き(自然とアートの融合、人類学と生物学の融合)が進んでいる、ということなのだろうか。

そうだと思う。ダナ・ハラウェイが受け入れられていることをみても。

 

そろそろ函館に着きそう。