この宇宙に生まれたのはなぜだろう。

遠目にすてきだなあと思っていた人が亡くなった。

大学の先生だった。

私の在籍している大学ではない。

専攻も全然違う。授業だって受けたこともない。

 

私はただぼんやりと憧れていた。

インタビュー記事は読んでいたのだ。

この人の講義を聞いてみたいと思った。

 

宇宙のはじまりはなんだったんだろう、

と考えたことがある。

小学校5年生の時だ。

当時は陽子とか中性子という言葉すらしらなかった。

数学も化学も物理も、中学生くらいの知識で止まっている。

 

だからその人のことを羨ましいと思った。

 

その人が亡くなったと聞いて、

遠目にちらっと見ただけだけど

その身体にはすでに病が潜んでいたのかなあと思い返すと少し哀しい。

 

時間は進んだ。

遠くへ行ってしまった。

ちょっとすれ違っただけの人。

 

私は中性子とか陽子とかいう言葉は知っているが、

それがどんなものなのかは全然わからない。

 

この宇宙に生まれたのはなぜだろう。

 

人はなぜ死ぬんだろう。

 

一度宇宙のことを知ってみたい。

フランス語検定受けてきた

フランス語再再履のはちみつです。

 

フランス語がおもしろいなーと思い始めたのは最近です。うーん、なぜ1、2年の時は語学の良さに気づかなかったんだろう・・・?

 

フランス語検定を受けに渋谷にいました。

3級はダメでしたが、

(文法と単語をもう少しやり込む必要性がある)、

春に受ける時は準2級を受けてみようと思います。

 

リスニングは意外とできたなあー。

 

4級は自己採点で85点でした。

きっと合格しているでしょう。

 

ということは12月13日(なんと1ヶ月きっている!)のテストもきっとクリアできるでしょう。(希望的観測)

 

3級の方ができたかもーって思ってできなかったかも...と思った4級が良かったってどういうことなのでしょうか。

 

会場となっていた青山学院は銀杏がきれいでした。

青学、やっぱりいい立地だな..と思ったり。建物の雰囲気とかもいいですよね。

何気に国連大学の前ですし。

休憩時間に国連大学の方に行ったらマルシェをしていました。

 

その後、キャットストリートの方まで歩き、NHKホールの横を通ってアップリンクホドロフスキーを観てきました。

 

ホドロフスキーの映画は

なんだか夢にいるみたいでした。

「好みが分かれる」とは聞いていたけど、ビビット過ぎて私はあんまり好きじゃなかったなあ。

 

これからはもう少し定番で安心して観られるものを観ていきたいと思います。

なんだろう、黒澤明とか...。

 

 

フランス語の次なる目標は、

1)持っている単語を全部覚えられるようにすること

2)準2級〜2級を取得すること

 

です。

仏検2級レベルでフランスに留学できるっぽいので頑張ってみたいところです。

 

TOEICも受けてみようかなー。

資格試験って、資格のためにお金出すのがもったいないっていうのがあるのかもしれませんが、とってみれば自信につながるし、チャレンジしてみることは考えても良さそう。

 

とりあえずTOEIC800点からはじめてみようかな!

 

意外と、自信がなかっただけでやればできるのかなあ、なんて思いました。

 

時間があいたら、ビジネスフランス語会話とかやってみたいなーヽ(・∀・)

 

情熱のピアニズム/第七帝国

今日は飯田橋ギンレイホールで映画を観てきました★

 

ふらっと何も考えずに映画館に寄るのは久しぶりでした。

 

「情熱のピアニズム」はペトルチアーニというジャズピアニストのドキュメンタリーです。

ピアニスト自身が健常者、ふつう

という言葉をよく使っていて

嫌でも「自分」とか「個性」に向き合わなければいけないところが興味深かったし、一人に迫るドキュメンタリーならではなのかなと思いました。 もっと広まってもいい映画だと思うし、この映画を映画館で見れてとても幸せでした。

あとはやはり、ふつうより下にいるのが障害者、それとは違う特別な人になることも目指せるのだと。そんな風に追い込まれるのは、やはり「ふつう」じゃない人なんだろうな..という気がします。

ジャズの軽やかな音楽に載せられて、シリアスでも全然シリアスじゃないようにみえる。

難しいこと、困ったこと、そんなことを飄々と流すことのできる人・ものに憧れます。

 

第七帝国

はピアノ伴奏つきのサイレント映画です。

サイレント映画をみたのははじめてでした。セリフが音として聞こえないって面白いのかなあ 思っていたけれど、

なんだかみていて幸せになりました。

個人的に、この「第七帝国」は「だらだら観れる」映画だと思いました。映画をわざわざ「鑑賞」しなくても、なんとなく大事なこととかがあって、おきまりだけどハッピーエンドという、安心して観れる映画です。

「戦争前なのにそんな感じでいいのだろーか」とかも思うのですが、

気合いを入れずに観れるって案外大事なことなのかもしれない。

 

何も考えなくてもそこにいられる、

受け入れられるってとても大事なことなんだなと思いました。

 

果たして就活でそういうことがどの程度許容されるのかは謎ですが。

 

12月は岩波ホールで「女の一生」、

アップリンクで「エンドレス・ポエトリー」を観られればと思います。

映画も暇なうちにいっぱいみておこー!

感傷的な

私はどこか人の思う通りにならなくて

くだらない質問ばっかりして

いろんな人を傷つけてる

と思う人がたぶん多いのだけど

私だってちゃんと傷ついているのである。

 

それは生身のまま、

皮膚が裂けたみたいにパックリと

不気味な傷になっていて

そんなことは誰にも見えない。

神様にも見えない。

 

神様がもし私の傷を知ることができるなら、その信徒は大馬鹿者だと思う。

 

想像力の限界とかなんとか言う前に、

誰にもわからないかなしみを

遠くからそっと眺めていてほしい。

 

私はいい人でありたい。

格好つけることなく孤独を知れる人でありたい。

優しく話すことができればいい。

 

いつか誰かのために手を振れる人間であれますように。

地獄変

久しぶりに芥川龍之介を読みました。

小学生の頃に「トロッコ」「アグニの神」「杜子春」「蜜柑」「白」「魔術」「鼻」といった作品を読み、

「ふーん 芥川すごーい」

といったばなな並みの感想を持っていた私は、

中学生の頃に朗読コンテストで「羅生門」を読み、審査員の方から

「老婆のセリフがうまい」

というコメントをいただきました。

(内容は全然わかっていなかった)。

 

地獄変は「芸術に身を捧げた絵師が自分の娘が焼かれるところを絵にする話」というあらすじだけ知っていて、

中高生にもなると海外文学とか村上春樹がカッコいいお年頃だったので

「芥川は今読まなくていいかな」とか思っていました。

(あと今昔物語とかを改変するやつを読むくらいなら「伊勢物語」とか読まなくちゃいけないかなあ..とか思っていた)。

 

地獄変」は良秀(猿)が頭を下げてたあたりから、「こいつか!」とか思ったのですが、信頼できない語り手の話は本当に好きです。

 

良秀(人間)がなぜ弟子に動物をけしかけたのか、それすらも藪の中なのかはわかりません。。

やっぱり良秀は言うほど悪い人間ではないなぁと思ったし、

徹底した悪を探すよりも、人の深い哀しみを書くことや、想像することの方が人間にとっては難しいのかもしれません。

 

また短編ながら、その人物の複雑性を描ききっているところはさすがで、モーパッサンとかもそうですけど、短編が上手い人は人物の観察が丁寧です。

 

なぜ猿なのかとか、もう少し暗喩的なところを知りたいですねー。

 

実は夢野久作の話よりも「河童」とかの方がこわいのでは、と思いました。

 

 

私が国際系学部に進んだ理由。

暇つぶしに。

 

1)ニュースを見ていて、一番わからなかったから。

 

北朝鮮が悪いとか、ISが悪いとか、善悪とかそういう価値基準に収めるのは簡単だけど、その背景には何があるのか、ほんとうのことはなんなのかが知りたかったから。

 

2)文系の他の学部に興味がなかったから。

 

法学部→法が全てとかいただけない

経済→興味ない

経営→会社を研究対象に絞る意味がわからない

文学部文学科→本はいつでも読めるし、読んだことに干渉されたくない

教育→教師を信用していない

 

国際系→なんでもできるの! すてき!

(一般教養で法学と文学と教育系と経営の単位を取った。経済は落とした)。

 

§進んでよかったこと

 

1)好きなことや興味のあることを探すことができる

 

専門的にこれやりたい! という人も対応できるのではないかという気がします。一口に「国際」といってもコミュニケーションに興味があるのか、開発経済をやりたいのかで随分変わってくると思います。私は昔、漠然と「戦争はなんで起こるんだろう?」と考えていましたが、今は近代化に興味を持っています。

自分がほんとうに好きなこと・興味のあること、知りたくありませんか?

 

2)英語は全てではないと悟れる。

 

世界の知識や体験は当たり前かもしれないけど、英語だけではありません。その言葉や風土は新しい光景を見せてくれます。まあ、英語がわかることも大事なんですけどね。

 

§他学部のここが羨ましい!

 

1)購読でドイツ語文献とか扱えるのは羨ましい。

 

まあ大学のレベルや専門性のレベルにもよりますね。

 

2)創作系が羨ましい!

 

絵画も音楽も文芸も、私の所属するところでは表現まではできないので、そのことができるのは羨ましいです。

 

3)学際プログラムがあるのが羨ましい!

 

たとえば環境問題とかは文理両方はもちろん、政治・経済・工業といろんな面から関わることができるのがいいですよね。ウェズリアン大学とかが羨ましいです。

 

§増える「グローバル◯◯学部」に物申したい!

 

グローバルなことは必ずローカルに原点があるんです。。華々しく見えるかもしれないけれど、それは哲学からはじまった問いだったりします。答えのない問いに向き合える力をつけさせてくれる学部学科であり続けることを願います。

 

 

おわり