公立の小中学校にいて、
特支でもいいのに普通学級に入っている子(たとえばよだれを垂らしている、受け答えができない)
といった同級生、
外国籍で労働移民として住んでいる同級生(同級生には人気)
団地の壁に「お父さんなんか嫌いだ」というようなことを書いていた不登校の同級生、(正確な文面は忘れたけれどそのひっかき傷のような壁は覚えている)
がいました。
成人式では大学進学率はとても低く、160人ほどの参加者で大学に進学したのはたぶん6人に1人くらい、もしかしたらもっと少ないくらいかもしれませんでした。
私は「みんながみんなお前にように"できる"わけではない」という教師の言葉を今でも覚えているし、
とはいえ私も心療内科に通院している子という当時の北関東ではまあまあ珍しい肩書きを持っていたので
本当にあの中学の先生は大変だっただろうな、と同情に近い感覚を今では持ち合わせています。
成人式は地獄だったな..。
だからか私は「教師になりたい」という人や「教員志望」という人をあんまり信じていなくて、
いやなりたいという人を尊敬はするけど常に疑いの目を向けています。
(「直感でこの人の跡を継ぐんだ、と思った」と言い切ったある人のことはまあ信じている)
私が好きだったのは高校の英語の先生です。というのはとてもクールで美人なのだけど、ちょっと陰のあるところとか、普通に接してくれるところがとても響いたからです。
あと最大の理由は大学に合格しました、と言った時に「おめでとう!」とものすごい笑顔で、それこそ今まで「なんでこの高校に来ちゃったんだろう」という後悔を一気に吹き飛ばして「この笑顔を見れて私は幸せ!! 入学してよかった!」と思うくらいの本当に素敵な笑顔だったからです。
思い出しただけで胸にあたたかなものが広がってきました。
教育、とか学ぶ機会、と言われると複雑な想いに駆られるのはそういう過程があったからだと思います。
こわい。