こどく

蟲毒じゃないです、孤独です。

 

そういえばよく昔から、孤独を感じて生きていたなぁと思いました。

高校生の頃、オープンキャンパスで他の大学を訪れた時、「孤独になりそう」と思いました。畳の部屋で苦しんでいそうな自分が想像できたのです。

 

そして在籍していた大学では、まあ少なくとも「孤独」を感じることはありませんでした。よく、「一人でいてもいい雰囲気がある」とパンフレットとかに書いてあるらしいですが、私は今までそんなことを感じていたことがありませんでした。

どちらかというと、私は一人でいられなくちゃ困る人間なのです。

 

だから運転免許合宿なのに、なんで一人で来たの? と言われるととてもびっくりします。というか今まであんまり気づかなかったです。

え、だって一人になりたいじゃないですか。

二週間同じ部屋なんて、気心知れた友人とならまあともかく、運転免許というストレスも相まってなかなか大変なのではと思うわけです。

 

集団に入りたくても入れない、いても距離をとりたくなるという特性はここでも発揮され、私はついに「孤独」の名言集をネット検索するという、よく高校生の時にやっていた習慣を思い出したのでした。

 

そして私は寮にいた時に気の合った人たちのことを考え、尊敬する人たちのことを考えて、そういう人はみんな「ここではない、次の場所」を考えながら動ける人たちだったなぁと思い出しました。

 

だから私はいつでも一人だったことを思い出して、その寂しさ胸に刻んで、生きようと思うのでした。