合格のために勉強している人、
反対されても上京して大学に来て、卒業した人
次のステージで頑張る人。
そういう人が近くにいてとても嬉しい。
私が人生で一番努力した時って聞かれたら
やっぱり受験の時だと思う。
吹奏楽部でもなく、
ピアノのコンクールの話は流れ、
朗読コンクールとかは割とすんなり? 入賞してしまった。
特に役職とかを大学生活で担ったわけでもない。
むしろ私なんていてもいなくても関係ないんだ、ってずっと思ってた。
(今 やっている仕事はちゃんと役割として与えられたものだ。ちょっとエクストラでもらった仕事もあるから「上司にキャリカンしてもらう」をインセンティブに頑張りたい。)
受験を人生で一番頑張った、と言えるのは
やっぱり国語の文章が読めなくなっていたとこから英語の論文を(辞書は必須だったけど)読めるようになったから言えるのだと思う。
子どもの頃から本が好きだったから、文章が頭に入らないというのは割と衝撃的だったし屈辱的だった。
同じ時にピアノを始めていたから、あんなに好きで(とはいえ下手の横好きだ)、1日に6時間も弾けていたのに、鍵盤に指を置いても何も動いてくれない時は涙も出なかった。
好きなものが奪われていく。
そんな状態で「このくらいのレベルの大学に行けなければ家を出て自分で働いてください」と言われていたので、これ以上心や身体を壊さないために、英単語を眺めるところから始めた。
別の方法もあったと思う。
働いて高卒認定をとってから大学に行く、とか
いっそのこと芸能界デビューを狙ってしまう、とか。
でも全ては死にたくなる自分を必死になだめて生き延びるためだ。私にはまだ欲しいものがあるんだ、と思いながら勉強していた。
ある程度満足したから匙を投げたくなっていた。
友達もできたと思うし、大学にも行ったし、旅行もしたしもういいです。これ以上すり減らしたくないし周りに迷惑をかけたくないし、批判されるのも嫌だし、もういいです。
と思うことはよくある。
でも、滑稽なことに
私は頑張る人が好きなようだった。
お金を稼ぐことと、勉強することは反しているのかもしれないけれど、
それでも私は目標を持って向かっていく人が好きだし、そういう自分でありたいと思うようだった。