熊本に行ってきた。(上)

大学時代のゼミ同期が熊本で旦那さんと子どもを育てているので、出産祝いを届けに熊本に行ってきた。

九州ははじめてで、飛行機に一人で乗るのもはじめてのことだった。

(大学時代に一人で海外旅行でもすればよかったのだが、なんとなくそれはせず、飛行機のシートベルトの開け方も知らずにこの歳まで育ってしまった)。


出発時刻は夕方で、機内の窓から夕日が沈んでいくのを目にした。


無事、熊本に着き、空港から出ているバスになんとなく乗った。その時にはもう辺りが暗くて、「はて 私はどこに向かっているんだろう」と思いながら、窓の外の闇をみつめていた。

市街地らしきところで降り、GoogleMapを頼りにホテルまで歩いた。

ホテルは熊本城前にあった。

なのでカーテンを開けると目の前に熊本城がある。お城をちゃんと眺めたことはなかったから、なんというか、昔むかしお殿様がいた時代、というのを身近に感じた。


翌日はホテルで朝食をとった。

朝食にあった「からし蓮根」(熊本の郷土料理)が美味しくて、熊本城まで散歩した時に見つけたお店でつい実家用に買ってしまった。


自分用の熊本土産は本で、「みっちんの声」という池澤夏樹さんと石牟礼道子さんの対談集にした。


後半へ続く。