そんな日々がどこかに

武田百合子さんのエッセイ、「犬が星見た」を読み終えました。

 

武田百合子さんの夫・武田泰淳と編集者の竹内さんの三人がツアーに参加し、中央アジアグルジアウクライナ、ロシア、スウェーデンに行く旅行記です。

 

あとがきでは「帰りの飛行機は宇宙船のようだった。私だけなぜ途中下車してしまったのか」という趣旨のことが書かれています。

 

読み終えて、夏のクロアチア旅行がありありと思い出されました。

 

旅行の思い出というのは、どれも大切な景色・瞬間に思えるのですが、何気ないことほど、きちんと覚えているものです。

 

その時私は午前3時か4時に起きて、「星を見よう」と言われて足音を立てないように外に出ました。

 

外気が冷たく、乾いているなか、ラピスラズリをもっと濃くしたような空に星が散らばっていました。

中でも明るい惑星や、見つけやすいオリオン座を眺めた後でゆっくりと規則的に動く点を見つけました。

 

それは人工衛星で、流れ星のように、けれどもゆっくりと星々の間を動いていくそれは日本ではついぞみかけたことがありません。

 

そんなことがとてもうれしかったです。

 

あの時の白い壁も、ブランコも、ひっそりとした森の息づかいも

そこにしかないもので、

そんなに遠くに来たんだな、ということがとてもおもしろかった。

 

それだけではないけれど、

その旅行を思い出す時

そんなことが私にもあったのだとちょっと誇らしかったのでした。

 

本を読めばどこにだって行けるし、誰にだってなれるのに、

でもきちんと生きていることがうれしい。

 

そんな日々がどこかにあることをとてもうれしく思います。

 

 

崩れゆく絆

「アフリカ文学の父」という触れ込みが好きではない。

 

けれどもアチェべの「崩れゆく絆」を読んだ衝撃はとても大きなもので、たくさんの「なんで?」が生まれた。

 

第1部ではウムオフィアの習慣、オコンクウォの人物像が描かれる。

第2部ではオコンクウォが追放されてからの暮らし、彼よりも年上の人たちの考えが反映され、第3部ではさらに加速したウムオフィアの状況が記述されていく。

 

誰でもウムオフィアを好きになると思う。確かにそのシステムには悲しみが漂い、残酷とまでも思えることがあるのだけれど、そのシステムの中で話し合いが大事にされ、ばらばらにならないようにしてきたのだ。

 

単純に「えー、キリスト教徒めっちゃ嫌なヤツじゃん!」みたいな気持ちも持ちつつ、まあでもキリスト教徒が悪いわけじゃないんだけど...でもこの状況は悲劇でしかない...と思ったり、めまぐるしく感情が揺さぶられました。

 

読み終わってばかりなのもありますが、うまく言葉にできません。

 

誰かの願いが叶う頃、誰かの悲しみがつきまとうということが、純然たる事実であることを教えてくれた本だなあと思いました。

 

そしてラストはほんとうに流れ弾。

鍋パ

ゼミ終わりにひょこひょこついていってなんとなく赤から鍋を食べました。

お酒は酔鯨です。美味しい。

 

留学したいのに就職がこわーい、とか

そういう話を聞く中で、その時は「もうどっちかしかないじゃん!!」と憤っていたのですが、よくよく考えると私も大学院もいいなーとかぽやっと考えていたので、みんな何かを決めるのがこわいんだなーと思い直しました。

 

決められない、ということは割と大変な問題なので1月後半くらいには結論を出そうかな。

 

企業研究がまだ足りず、

SPIやらなんやらの対策もせずぷかぷかしているので、

明日は大学に行って安全保障の講義を聞き、フランス語をして図書館で調べ物をしようかなと思います。

 

今日はフランス語のテストでした。

勉強していた受動態は全く出ず、代わりにQui est-ce que vous aimez comme acteur? という問いが出ました。

イザベル・ユペールとでも答えておけばよかったのに混乱してoui,とか言ってしまったのは恥です。Isabell Hupper.

人称代名詞とかも出て、過去分詞と活用形を覚えようとしていた私は全く歯がたたず...。

今度欧明社に行ってモチベーションをアップさせようと思います。

 

晩御飯は豆板醤と蕪とレバーの坦々麺。

意外と美味しい。

鶏レバーをすりおろしてシチューにいれるといい、と聞いたことはあるのですが試してみたいなあと思いました。

 

はあ..将来とか、不安だ...。

 

フラ語、メモ。

★複合過去:過去形

avoir/ être + p.p

être:avoir 

 

être:性数一致

往来生起:naitre,decsendre, aller,venire,motre,se lever

代名動詞:se couche

 

avoire  

 性数一致:目的語が前に出る時

Elle lui a recondue avec toi.

・副詞の位置に注意

 

★半過去

複合過去の状況、背景

現在との対比

ais ais ait aision aisiez aisaent 

 

★大過去

過去に完了していたこと

avoir/ être 半過去+ p.p

 

これからすること

1.教科書の対訳

2.単語

3.活用形練習

 

 

 

 

ゼミ選びって難しい

テストを受けたものは無事単位をとることができて安心しました。

 

うれしかったのは、やっぱりきちんと本を読んだ科目でAをとれたこと。

大学の授業はやっぱり心血注がないとだめだなーと思ったし、

本が好き ということが証明されたようでうれしかったです。

 

今だったら、3年生のゼミをどこにするかきちんと悩めるけれど、

2年生の時にゼミを決めるって難易度が高いなあと思います。

 

国内の政治とか海外の政治とかよりも、安全保障とか、ある事象、歴史のほうが興味があるな、とかですね・・・。

地域研究はもう少し真面目にやってもよかったかもしれません。

 

安易に国際協力とかいうちゃんちゃらおかしいコースに進んでしまったのですが、別に国際協力をしたいわけじゃないな、とかいうことに気付いて、でもゼミ以外の科目に国際なんちゃらがついていて、あー・・・と思っています。

 

開発経済とかよくわからないけど、産業資本主義社会になったのが悪いんじゃん、とかね。

政治より経済はさらに強敵だと思います。

 

とはいえ、何に問題意識があるのかというと別に環境についての国際法をやりたいわけでもないし、キリル文字が読めるわけでもなし。

資料調査と聞き取り調査は両方大事だと思っているし、世界を揺るがす何かを待ち望んでいるわけでもない。

 

まあチャレンジ精神がもっとあふれていたら文化人類学とかについて真剣に考えられたのかもしれませんが、今の私には今できることはなんなのかということしか考えられません。

 

まあだからもう少し、とかいらないことを考えてしまうのかも。

 

 

 

 

英語

こんにちは。英語のモチベーションがダダ下がりで困っています、はちみつです。

 

英語ってどうすればモチベーションが上がるのでしょうか。。。

 

高校生の時は美人の英語の先生が好きだから、という理由でなんとか続けられましたが、大学生になってからはなんとなく「英語の文学作品を読むぞ!」とは思うものの、でもサリンジャーとか読んでどうするんだ・・・、と絶望していました。

 

私のまわりの人たちは積極的に一人で海外旅行をする人や、英語を使いたい! という人がいるのですごいなー と思いつつ、それから先に進めません。

英文に進まなくてよかった。(心からの安堵)

 

そしてシステムの不都合のため、成績がきちんと反映されず、若干焦りながらこのブログを書いています。

 

では興味のあるもの、いち早く知りたいことってなんだろう・・・?

 

と考えると、割と日本で片付いてしまうことなので、これもあまり効果がないです。つらい。

 

★なぜ英語の授業がつらいのか

 

特につらいやつ→リスニング

理由:使っている資料が古いから。

対策:古くないニュースを聞いてみよう!

 

ライティング→何を書いたらいいのかわからないから

対策:ニュースの原稿を読んだり書いたり、エッセイを読んだりしてみよう!

っていうか(1)少しまとまりのある (2)英語話者によって書かれた 

英語の文章って探すのが難しいですね。まず。the gardians とかnytimes も何がいいのかよくわからないし・・・(最近huffignton postinizeされている気がする・・・。ライターの文章は読みたくない・・・)

 

リーディング:英語を読むことのモチベーションダウン

対策:とにかく何か読んで慣れてみよう!

 

コミュニケーション:

対策:人前で話す自信をつけること。

 

あとはたぶん、大学の英語教育に期待しすぎていた、というのがあるのかなーとも思いました。

確かに求めれば与えられる環境はそろっているとは思うのですが、

個々の能力がバラバラなのにおしなべて同じ教室で・・・というのは無理があります。それをカバーせよというなら留学なり好きなところに行きなさい、という方針なのだと思うのですが、高校の教室で行われているようなことを大学でもやるのはやっぱり無理があるなぁと思いました。

でもちょっと調べた感じだと、とても丁寧だなと思うのは外大くらいなもので、それを求めるのは確かに私が間違っているのかもしれません。外大に行けよって話です。

 

★語学のモチベーションタイプ

 

タイプA:「その国の文字、単語が好き」タイプ

キリル文字がかっこいいとか言っちゃう人はこのタイプなんだと思います。

タイプB:「その国のカルチャーが好き」タイプ

こういう人はニューヨークってかっこいい!! というだけで英語ができるようになる人です。っていうかニューヨークにいる自分を想像するだけで英単語3Pくらいはできる人。海外旅行が好きな人や、洋楽とかが好きな人に多い気がします。私の通っている大学に多い。

 

タイプC:「地道な作業が好き」タイプ

ピアノや数学とかと同じで、こつこつやることが好きだからなんとなく語学の成績が伸びちゃうタイプ。

 

タイプD:「情報取得」タイプ

理系の人に多いのかなーと思います。論文を読んだり書いたりするために語学が必要だから努力するタイプ。

 

私はフランス語に関してはまだ「知らない単語を知るのは楽しいな~」とか「フランス文学ってふわふわしていて好きだわー」「卒業旅行で友達とスペイン・フランスを周遊するわー」とか脳内お花畑で過ごせるのでA、Bのモチベーションがあります。加えて疲れた時に漢字練習をするかの如く活用形を書くのが好きになってきたのでC要素もあります。

 

英語に関しては「なんか見たことある単語だ」「英語使っている人はいっぱいいるしな・・・」というだけで冷めがちです。あと別に英語の文学作品に魅力を感じない。(英米文学好きの人、ごめんなさい)。

一応ディケンズとか読んだし、光文社のファンシーな表紙のシェイクスピアも読んだし、J・アーヴィングも読んだしフィッツジェラルドも、モンゴメリヘミングウェイも読んだけど・・・。あ、オースティンとカズオ・イシグロはまだ読んでいないです。イギリス文学もう少し読もう。。

映画とかしゃべり言葉だとおもしろいなあと思います。

 

あと渋谷にいてfacebookが好きな人がtedとか見ていそう・・・という偏見も英語なー、というイメージに気後れをしている理由の一つなんだと思います。

 

★まとめ:モチベーションをあげるには

 

(1)その語学を学ぶことが好きorメリットがある

のどちらかになること。

 

(2)少しは興味の出てきそうな教材を探す

音楽、映画、雑誌など

 

(3)自分がそーうなったらいいのになー というイメージをつくる

例)森の図書室でfacebookを時たま開きながらビールを飲んで、EricやMartinとやり取りしている俺かっけぇ! (ばかにしていません)

 

でも嫌いな人や苦手な人が多いから・・・という理由で面白そうな勉強を諦めるのはなんだかもったいないですよね。

誰にどう思われようと「なんだか国際関係について知ってみたいんだ!」と思っていたあの制服を着ていたころのはちみつさんを見習いたいものです。

 

 

 

ゴリオ爺さん

光文社の新訳古典で読みました。

 

「私は親の見栄のために生きているんじゃないか」と考えていた時のバルザックの拳はよく効きました。

これを読んだために私は勢いで「ポケ森」をアンインストールしました。

 

・あらすじ

 

田舎から上京してきた学生・ラスティニャックは安い下宿に住んでいる。そこにいる愉快な住人たちとラスティニャックがパリの上流社会に成り上がらんと決意するまでのお話。

 

・登場人物

 

ラスティニャック:学生

ヴォケール夫人:下宿先のオーナー

ヴォートラン:悪役

ゴリオ爺さん:良心

伯爵夫人:ゴリオ爺さんの娘。二人姉妹の姉。

男爵夫人:ゴリオ爺さんの娘。二人姉妹の妹。

ボーセアン夫人:ラスティニャックの従姉妹。上流社会の花形の一人。

ビアンション:ラスティニャックの友だち。学生。下宿先に食事だけとりにくる。

 

あとはその他諸々です。

 

パッと見、ヴォートランが悪魔でゴリオ爺さんが天使のように見えるのですが、

(ゴリオ爺さんは父性キリストの塊と言われている)、

この二人は対照的な人物です。

私はどちらかといえばヴォートランが好きですが、どちらも同じと言えば同じかもしれません。

 

ゴリオ爺さんは娘を亡くなった妻と見立てて蝶よ花よと可愛がるのですが、娘の一人が「期待通りに振舞わないといけないから疲れるの」と言ったように、その愛は崇高にして大きく履き違えたものです。

娘は二人とも愛するということはお金を与えるということだと思っているのか、結婚はしたもののパリ上流社会の必須事項、「恋愛をする」においてはダメ男を捕まえてばかりです。

二人とも「こんな状態にした父はどうでもいい人」と思っているし、故郷でぬくぬくと家族の愛に育てられてきたラスティニャックは衝撃を受けます。

 

ラスティニャックも家族の期待をかけられてパリの学生になったのですが、うーん、やっぱり「誰かのかわりではない、自分」というただ一人を愛さなければ、どこかで歪みが生じてしまうのでしょうか。そういうことを徹底的に排したヴォートランも、自己犠牲をしたゴリオ爺さんもストイックだなあと思います。

でも結局のところ誰かを身代わりにして満足しているという点でこの悪党も良心も「嫌なやつ」ですね。

作中で最も人間らしい、ずる賢さも親切さも含んでいるような人物がヴォケール夫人です。彼女が出てくると基本的に笑ってしまいます。

 

古典だからと言って身構えてしまうのですが、バルザックモーパッサンも結構読んでいて笑ってしまうところや、もやもやするところがあって好きです。

 

フランス文学もうちょっと読みたいな。

(11月末)