A Rolling Stones gathers no Moss.

尊敬するボスへ。

 

もう気がついていると思いますが、

私は自分の人生をうまく選べなくて困っています。

 

あれもこれも楽しいし興味深いのに、なんにも成し遂げることができないのは嫌気がさしますが、でも辛くてもなんでも笑顔でいられる自分が好きです。

 

だって辛いなぁ、なんて思ったところで何の助けにもならないから。

 

私が就職なんていいや、と思ったのは、

鶴巻公園(早稲田の近く)で一本の電話をかけた時でした。

 

「じゃあ死ね。今すぐ死ね」

という言葉を聞いた時、辛いと同時に、これでもう誰のためにも頑張らないですむ、と思いました。

 

まあショックはショックなので、アルバイトに行ってメロンを食べたあと、中野のあたりまでうろうろと歩き、へとへとになって帰ってきたことを覚えています。

 

14歳とか15歳のころ、冬の月をよく眺めていました。深海のなかの真珠のような美しさに手を伸ばして、冷えていく自分の身体をずっと自分で抱きしめていました。

 

要するに私は、自分のことを大切にできないのです。

これ以上傷つくのは嫌だし、人を傷つけることも多かったけど、今のところ幸せだし、楽しかったことも辛かったこともある程度経験しちゃったから、もう何でもいいやと思うことがよくあるのです。

 

そして状況は15歳の時より遥かによくなっています。友達もいるし、寝る前には薬を飲むことができるから。